ケベック州の確定申告が他の州と違うと言われる3つの理由を解説します。

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カナダには10個の州と3つのテリトリーが存在しています。つまりカナダ留学をするにしてもブリティッシュコロンビア州のバンクーバーやオンタリオ州のトロントに限定しなくてもいいのですが、仕事の需要や生活環境を考えると大都市が人気あります。

これと同じように確定申告の代行をしている会社でもオンタリオ州とブリティッシュコロンビア州またアルバータ州だけに限定して業務をしている会社もたくさんあります。これは、その3つの州は人口規模が多く大きな会社が多くあるからですね。

しかしそれならカナダ第2規模で大都市であるモントリオールを含むケベック州もここに入るはずですが、多くの会計士はケベック州の確定申告を受け付けていません。もちろんこれには色々な理由があります。

この記事ではケベック州の確定申告を受け付けている弊社が”ケベック州と他の州では確定申告はどのように異なるのかという点に焦点を当てて紹介していきます。”ご利用を検討の場合は上記の問い合わせフォームよりご連絡ください

確定申告の期限は4月30日となっていますので、お気をつけください

ケベックはカナダで唯一確定申告が年間2回必要な州

ケベックを除くすべての州に関しては”インカムタックスリターンの確定申告に関しては一度だけです。しかし、ケベック州に関してはカナダ国税庁であるCRAは当然ですが、ケベック州の州政府管轄である”Revenu Québec”にも確定申告をする必要があります。

これはつまり、カナダのケベック州に関してはカナダ連邦政府ならびにケベック州政府にも確定申告が必要になります。そのためにカナダの大手のタックスリターン代行会社でもケベック州に限っては代行料が割高になっていると思いますが、それは申請が1回ではなく2回であるからです。つまり、一般的に考えて値段は倍近くなることも珍しくありません。しかし、他にも異なる箇所がたくさんあります。

ケベック州限定の還付金や支援金が多くある

カナダに住んでいると一度くらいは聞いたことがあるかもしれませんが”ケベック州の医療システムは優れている”という話を耳にしませんか?これは事実で他のカナダの州に比べると少額の支払いはあるものの処方箋が必要な薬については”無料だったり’不妊治療費用が無料だったり、他にも多くのサポートがあります。例えば

Tax credit for children’s activitiesと呼ばれる、子供に習い事を一定額まで援助金でさせる事ができるプログラムがあります。これはにはピアノだったり他の言語を習ったり色々なオプションがあるようです。

実はカナダ連邦政府にも同じプログラムが存在していたのですがかなり前に廃止になっています。日本だったら当然、子供の習い事なら親の出費ですよね?

Basic income amount(基礎控除):他にも基礎控除ですね。こちらは日本にもありますし、当然ですがカナダにもあります。しかし、この控除額は州によって異なります。あたりまえですが控除額が多い方が有利です。カナダのすべての州の平均控除額は約$15000(2023年のデータ)ですが、ケベック州にいたっては$17500あり、他の州に比べると多いです。

Healthcare in Canada - Wikipedia

ケベック州は医療費の控除が充実している

カナダでも日本でも健康的に人生を過ごせるかどうかは、すごく重要だと思います。日本では国民皆保険があり一部の負担があるもののそれさえ払えば医療に関しては問題なく生活ができますが、カナダの場合には診察や大病に関しては無料であるものの薬に関しては10割負担という州が多いです。

一般的なお薬はもちろんですが、処方箋が必要な薬でも10割負担は珍しくありません。そのために、薬に関しては民間の保険を使う方が多いですね。つまり、カナダのケベック州を除く他の州では民間の保険がないと10割負担(一部の薬は除く)なのです。

しかし、ケベックには処方箋が必要なお薬に関しては追加費用が最大で$600ドル程度でかかるものの保険がてきようされます。また、メガネやコンタクトレンズに関しても$200までではあるものの保険が適用されます。他の州では会社などが提供する民間の保険のプランで購入する方が多いのではないでしょうか?

ただし、このように多くのプログラムがあるためにケベック州の財政状況がかなり悪く、多くのプログラムが2024年いこうに改悪の方向に変更する可能性が高いことはここで書いておきます。

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