カナダに来て初めての給料をもらったのだけど、払う税金が高すぎるのではと思いませんか?実際にオンタリオ州では日本よりも消費税などを多く払う必要があります。それでなくても、昨今のカナダドル高でお得感はないのに?という方も多いのではないですか?
でも実は色々な還付金や控除があります。それはそうですよね?だって、色々な税金を払っているわけですからもし申請をするだけでもらえるなら知っておかないと損ですよね?
そこでここでは、カナダで知っているとお財布に優しい給付金などの紹介します。ぜひ、参考にしてください。こちらの記事では居住国がカナダだと仮定した時の説明記事になります。
Basic Personal Amount (基礎控除額)とは?
もしかすると確定申告をしたことがない方では基礎控除額とはいったい何?と思う方も多いかもしれませんね。カナダに限らず日本でも基礎控除というシステムが存在します。またその意味はどちらも大筋で同じで一定の収入までは税金などの課税は一切しないという金額の事です。
”納税者本人や配偶者・扶養親族の生活維持のため最低限の収入(一定の収入までは課税をしない)を守る”ためと言われていますね。というのも、人間は生きていくために基本的な食糧や電気、ガス水道などの出費は避けれないですね。その収入にも課税をしてしまうと生活の維持ができなくなってしまうからですね。
わたし個人も学生の頃は勉強に忙しく、アルバイトはしていたものの収入がこの基礎控除に届くことなく”全額非課税になったことがあります” そして重要な部分ですが、カナダでは2023年の基礎控除は$15000ドルなっています(例外あり)。
つまり基本的には$15000ドルまでは非課税でその分の税金を払っていれば還付金で戻ってくることになります。それなら申請をした方がいいですよね?
Ontario Trillium Benefit(オンタリオトリリウムベネフィット)
こちらはカナダに長く滞在している方でも聞いた事がないよ!これは何?という方も多いのではないでしょうか?私も個人で確定申告をするまでは聞いたこともありませんでした。しかし個人で還付金の申請をするようになって過去にこのベネフィットによく助けられていた事がわかりました。学生の頃は収入が少なくてこのベネフィットの対象になっていたんですね。
このオンタリオトリリウムベネフィットというシステムですが、オンタリオ州に住んでいる方が対象で一定の収入までの方々はこちらを申請できます。
昨今の光熱費や物価の高騰に対しての税などの支払いを少しでも還付金で緩和できるようにとの事で導入されたようですね。こちらも、基礎控除のように就労ビザなどで滞在する外国人も対象ですので当然、日本人の方々も条件を満たしていれば還付金が戻ってきます。
こちらは一定期間の間に全くの収入がない場合には$500以上戻ってくることも珍しくありません。ここで再度かきますが、確定申告は収入によりますが”短期の就労ビザの方などは還付金の対象になるケースがほとんどです”問い合わせフォームよりメールをいただければと思います”
GST/HST Credit(政府/州政府税の還付金)
こちらは還付金がカナダに住んでいるときに払っていた税金の一部を払い戻すというシステムです。カナダに連邦政府と、州政府がありますが我々はどちらにも税金を払っているのは知っていましたか?こちらは当然、労働収入だけではなく何かを購入するときにも払っています。
日本の消費税は10%でカナダ(ほとんどの州)よりも低い税率です。対して、トロントがあるオンタリオ州は13%でバンクーバーがブリティッシュコロンビア州は12%となっていてやはりカナダの税率は高いですね。
ただし!これに対しての還付金制度があります。オンタリオ州に一定期間滞在している方で19歳以上の方で収入が一定額に満たない方を対象にしています。こちらは上記の2つとは違いあるていど収入があっても還付の対象になりますので、まずはご連絡ください。
**ベネフィットに関して基本的にCRAからレジデンスと認定されれば受け取ることが可能ですが、様々なルールが一概には判断できないために、質問があればご相談ください**
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