国際貿易で理解必須のインコタームズとは何か?理解しておきたい事:インコタームズ初級編

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この記事を読んでいる方はカナダへ日本(または他国)の商品を輸出したいか、カナダから輸入したいかのどちらケースではないでしょうか?またインコタームズをしっかり理解して海外貿易に活かしたいという方だと思います。

今回はインコタームズの初級編ということでまずは何故このような取り決めが世界規模で作成された理由や、一般的にインコタームズを使うに当たって知っておきたい事を紹介します。またその輸出業者や輸入業者が考慮する必要があることを説明させていただきます。

100年以上前の1919年には国際貿易は前例がない規模に拡大していました。またそれらの国際取引は国家間の紛争に発展し、仲裁を行う機関の設立が急務だったのです。そして、1923年には国際仲裁裁判所の設立に発展しました、また同年に国際商業会議所を設立して”世界貿易の基本的なルール”を作成しました。それが現代のインコタームズの原点になります

それ以降、約10年間単位でインコタームズは修正を繰り返して2020年度のインコタームズは現在の世界貿易にフィットするようになっています。インコタームズを初めて聞いたと言う方にすると難しいかもしれませんが本日は最も重要な3つ事に絞って説明します。その3つですが(1)タスク、(2)コスト、(3)リスクになります

(1)タスクについて

タスクを日本語に直訳すると仕事や義務という感じになります。このTASKの基本的な意味は売り手と買い手が国際貿易の何処まで義務を負うかということで間違いありません。例えば、売り手(日本からカナダへの輸出)の負担が最も少ないEXWでは、売り手の義務が商品を作る工場の入り口の前で買い手に移行します。(売り手は商品を工場の入り口の前で買い手に引き取ってもらうだけ)

つまり、逆を言うと買い手(カナダ側)は日本の工場の入り口の前に運送業者を送って集積を掛けて日本の空港か港に送って、輸出手続きを済ませて海上運賃または航空運賃を払う義務を負えてカナダ側で通関業務を行う必要があります。

逆にインコタームズのDDPを使うケースでは日本の売り手がカナダに商品を送るために日本国内で集積を掛けて、輸出手続きをおこない、太平洋を越えてカナダ国内で通関手続きを行ってさらにカナダ国内で関税や消費税を払う必要があります。つまり、日本の売り手からみてEXWとDDPでは仕事量に大きな違い出てきます。そのために、売り手が商品の価格を決めるときにはインコタームズを加味して商品の価格を変更するのが一般的です。

(2)コストについて

次に2番目のコストですが、先ほど説明をしたEXWとDDPでは仕事量だけではなく売り手のコストも大きく異なります。特に昨今の原油高を考慮すると海運便/航空便の費用だけで商品の価格に反映させる必要があります。

もちろん、これだけはありません。例えば日本の東京湾にある京葉工業地帯から空輸で商品をカナダに送る場合には京葉工業地帯から成田空港や羽田に送る必要がありますよね?他にも輸出手続きを代行で行ってもらう場合には代行必要を払う必要がありますよね?また国家間をまたぐ運賃の支払いも当然、計算に入れて商品価格を決めないといけません。

他にも、カナダに到着したあとにカナダの空港からカナダ側(買い手)の指定の住所まで商品を送らないといけませんからカナダ国内でも集積をかけて運送業務を行う必要があります。他にも通関業務ですね、DDPだとこちらも売り手の義務です。一般的にこれだけの仕事を1つの会社や個人が行うのはかなりの労力です。そうですね、そのため代行業者を使う方法が一般的なんですね。またこちらのコストも当然、価格に反映させる必要があります。

(3)リスクについて

最後はリスクになりますが、こちらも他のファクターであるタスクやコストと同じくらい重要になります。基本的なコンセプトは”もし予想できない事が起こり損失が発生したときには誰が責任をとるのか?”  昨今では中東の戦争が一例になりますね。2026年4月時点では多数の航空会社が中東の上空の飛行を停止していて、他のルートを通過して他国に行く必要があります。つまり追加のサーチャージ費用などが発生してることになります。

では、ここで言う追加のサーチャージ燃料の費用は誰が払うのでしょうか?そこで3つのファクターの1つであるリスクを意味を知っておく必要があるのですね。実際にはこのようなケースに限らず。自然災害や盗難などのケースでもこのリスクファクターを考慮する必要があります。今回は初級編ですので3つのファクターを簡単に説明しましたが近いうちにケーススタディの記事も投稿予定です。

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