先日の記事(インコタームズ:初級編)でインコタームズが作成された経緯やその歴史などの紹介しましたね。また他にも3つの重要な要素に関して説明をさせていただました。それらはタスク、コストリスクですね。
今回は中級編と言うことで今回は11個あるインコタームズを説明して他にも4つのグループの意味合いを説明を追加でさせていただきます。(1)Eグループ(2)F(グループ3)Cグループ(4)Dグループですね。また今回は混乱を招きかねないので日本国内から商品をカナダ国内に輸出するというケースに固定したいと思います。そのためにEグループが日本側でDグループがカナダ側になります。
これから説明する4つのグループでも、改めて上記の3つの何処が異なるのかを説明しないといけないのですがインコタームズにおいてタスク、コスト、リスクの意味がまだ分からない方がいましたら前回の記事を読んで理解を深めていただきますとこの記事がスムーズに理解できるようになります。

E GROUP(1個)

まず、日本からカナダの商品を売る側にとって一番、簡単で混乱が少ないインコタームズがこのEWXです。基本的にインコタームズは2020年度版では11個あり、何処かを選ぶ必要があるのですが一番おすすめなのがこのEWXです。と言うのは売り手は商品を工場(倉庫)などの指定の場所に用意をしておくだけでいいからです(ただし、梱包などは売り手持ち)。
ということは海外に輸出する商品にも関わらず国家間をまたぐ運賃の支払いや、カナダ側で必要になるインボイスやパッキングリストなどの書類はすべて買い手が用意する必要があります。これは売り手としたらかなり楽ですよね?(ただし。輸出に必要な書類は売り手が用意する必要があります)
でも現実的にはこちらのEWXというタームは思ったほどは使われていません。売り手の方で英語が不得意である方がいように買い手(カナダ側)でも日本語が喋れない方も多いのです。そのために、FとCグループが現実的に一番使われています。
F GROUP(3個)

さきほど、Eグループを説明しました。こちらのFグループは買い手(カナダ側)の方が日本国内の指定の住所ま商品を取りにいくのは大変なので、売り手(日本側)が日本国内にある港や、空港まで集積を掛けて運びますよ、というのが大まかなFグループカテゴリーの説明になります。Fグループは3つあり(1)FCA,(2)FOBと(3)FASです。
FASとFOBは海運などで使われやすいタームです。またFCAはその他輸送方法で主に使われます。上記の3つに関しては日本側(売り手側)が日本国内の港や空港まで輸送する費用は日本側が払う必要があります。
ただし、上記の3つのタームも若干違いがあります。FOBとFCAに関しては、商品を港や空港まで輸送するのは売り手の義務ですが、FOBに関しては売り手側が商品を船に積み込むまでが義務です。またFASに関しては売り手が商品を港まで持って行けば義務は完了します。あとは買い手トラックから積み下ろしをして船に積み込む必要があります。ここまでが、タスクとコストの部分ですね。
前回の記事で説明をしましたが、これ以外にもリスクを考えるときにFグループはFCAと他2つに違いがあります。インコタームズ上級編で説明予定です
(**FCAに関しては、買い手の指定の場所までの義務ですので、日本国内の別の場所の可能性もあります)
C GROUP(4個)

EグループとFグループの説明が終わりましたが、E,Fは日本国内ですべての手続きが終わる(売り手の義務)のですが、こちらのCグループはメインフレイト(国家間をまたぐの運賃)も含むグループになります。またこちらもよく使われます。
4つのタームがあり、CFRとCIFに関しては主に海運で使われます。またCPTとCIPに関してはその他のモードで使われます。またこのCグループがかなり複雑でテストなどがあると、学校などで鬼門グループなどと呼ばれるグループでもありますです。”しかし前回の記事で説明をしたタスク、コストとリスクを分けて理解すれば難しくはないです” 前回説明をしたとおり、タスク、コストとリスクに分けて説明します
まず、コストに関してですがCPTとCFRに関しては買い手が国家をまたぐメインフレイトのときの商品に対して保険を掛けるのかどうかを決めます。他の2つに関してはCIPとCIFに関しては売り手が保険を掛ける必要があるわけですね。他にもリスクが何処で移行するのかも理解しておかないといけません。CFRとCIFに関しては商品に何かあれば日本側の港や空港までは売り手の責任ですが、一度国外に出てしまえば買い手の責任になります
CPTとCIFに関してはリスクの移行が日本側の港や空港で買い手に移りますが、メインフレイトの保険が異なります。CPTに関しては買い手がメインフレイトの保険を手配するかどうかの選択肢がありますがCIFに関しては売り手が保険を手配する必要があります。ただし、こちらに関して大筋でCグループとして決まっているものの細かい具体的には決まっていない事もありますので、そこら辺に間する事は上級編で説明させていただきます
D GROUP

一番最後のDグループですが、弊社ではおすすめはしていません。と言うのは、こちらを選択してしまいますと、日本国内だけではなくカナダ国内でも配送の手配などをする義務を追う必要があります。またリスクに関してもカナダ側の指定の場所まで継続することになります
このDグループは3つあります。DAPとDPUとDDPですね。DAPというのは日本からカナダにある指定の港や空港までの費用や手続きを売り手がする必要があります。そのために、成田空港からトロントにあるピアソン空港までの運賃や、手配などをする必要があるんですね。
DPUになると指定の場所まで商品を持って行き、かつ積み荷を降ろす必要があります。しかし、それでもDDPに比べるとまだまだ楽です。DDPに関しては煩雑度が桁違いになりますが、詳細に関しては上級編で説明させていただきます。

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