2022年の統計ですが、カナダ国内での詐欺被害の規模はどのくらいだと思いますか?被害総額は日本円で500億円を超え被害者数は4万人にもなるそうです。
また2022年度は約6万件の詐欺報告があったようです。ただし、実際には詐欺被害にあったものの諦めてしまって詐欺被害の報告をしない方がたくさんいるといいます。そのために被害総額が数千億円はくだらないのではと言われていますね。
本日はカナダで蔓延る、いくつかのCRA関連の詐欺を紹介します。こちらの記事で勉強して詐欺に引っかからないようにしてください。
個人情報の盗難にご注意!!
こちらの詐欺は携帯電話のテキストに突然、知らない番号やメールアドレスからカナダ税務局から還付金があるので下のリンクから申請を行ってほしいという知らせがあります。こちらは典型的なサギです。
このような詐欺は最近のはじまったようなものではなくCRAによると少なく見積もっても2014年からはあると言っていますね。タックスリターンの還付金で詐欺を行う方法はかなり古典的な詐欺の1つです。
わたしは2014年以前からカナダに住んでいますが今考えると”詐欺という”メールにはいくつも遭遇しました。ガス光熱費を多く取ってしまったので、インターネット申請料を多く取り過ぎてしまったので、住宅税を多く取り過ぎてしまったので、返金したい。という感じのメールが届いたのを覚えています。”でも、当時は賃貸に住んでいて光熱費やインターネットの費用はすべて大家が払っていたんですよね…詐欺は民間か公営かにとわずかなり昔から存在しているようです。
今回は詐欺の典型的なテキストを紹介します。↓↓↓下記のテキストで”カナダ税務局からのテキストで還付金が$493あります。”下記のリンクからCRAのウェブページに飛んで申請を行ってください”という詐欺のテキストですね。
こちらのテキストを信じてしまって、”個人情報を入力して申請をしてしまうと”あなたの個人情報を悪用されてしまいます。結果的に詐欺の被害にあってしまいます。
CRAは”このようなテキストで還付金の申請を行うよう事は絶対にしないと言っていますね。事実、還付金の申請は”MYCRA”という税金関連の個人情報が保存されているポータルというシステムによって管理されており、簡単にはハッキングされないように対策されています。とにかく上記のようなテキストにはご注意を
携帯電話からの被害が一番多くなっています。3つの例を紹介どのように対処すればいいのか
カナダ税務局を装った詐欺ですが、携帯電話を経由するのパターンが圧倒的に多いですね。と言うのは、昨今の携帯電話は通話機能もテキスト機能もインターネット機能(いつでもemailにアクセスできる)も付いていますよね?そのために、間違って携帯番号が流失してしまうと詐欺のあう危険性が高くなってしまいます。ここでは具体的に対策をどのように立てればいいのかを紹介します。
(1)携帯電話のテキストでCRAの還付金申請が届く←返信しない、またブロック設定を使う。当然、リンクをクリックしない事(万が一してしまった場合には口座を一時停止して、パスワードなどを変更してください)
(2)CRAの職員を名乗る人物から税金をすぐに支払う旨の電話をもらうというケースもありますが、ほとんどのケースでサギです。判別の仕方として(1)カナダ税務局は個人番号から連絡はしない、(2)クレジットカードの支払いを受け付けていない(3)ギフトカードの支払いを受け付けていな
と言うように何かおかしいと思ったら、CRAの職員の名前と職員番号を教えもらってください。またその後にCRAに電話をして実際に働いているかどうかを確認してください。先ほど言いましたが、CRA(カナダ税務局)電話での支払いの催促は基本しないといっておりサギの可能性が高いです。
(3)CRA(カナダ税務局)からemailで税金の支払いを催促される、または還付金があるとの事で申請を強く要請される。ここでもCRAは明確に個人情報をemailで個人情報ならびに銀行の情報などを聞かないと言っておりにも関わらずそのような質問がある場合にはサギの可能性があります。
ノートンなどのセキュリティソフトなどを使って対処することをお勧めます。先ほども紹介しましたがMYCRAというポータルによって個人情報は厳重に保存さており、本当にCRAからであればまずemailよりもまずMYCRAの方に情報のアップデートがあるはずです。
カナダ税務局から手紙にも注意してください
いままでは主に詐欺師が携帯電話を巧みにつかう方法を紹介してきましたが、最も古典的な方法で手紙などで税金の支払いを催促するように促してくるケースもあります。↓↓下のサンプルをみると税金関連の知識があっても見間違う事もあるくらいです。
このような手紙を個人ではなく営利団体に送りつけるようです。まず、覚えがない場合にはすぐに払わない、情報を提供しない、必ずCRAに電話で確認することを強くお勧めします。
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